おひまつぶし

くだらないことを適当に書く踊り場です

欧州之思ゐ出 壱

 

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羽田国際空港からロンドン・ヒースロー空港への空路、航空会社はもっぱらJAL。マイルめちゃたまる。

 

そしてフライト長すぎ。

もっと飛ばせとシベリアの真上で機長を怒鳴りつけた。

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それより、緯度の関係か知らんけど月が低い。

この飛行機にすっぽんが乗っていたら積年の恨みを晴らせるのかもしれないが、スッポンは自分の意思で搭乗できない。無念。

 

 

僕の怒号も虚しく普通に12時間程で着陸。エコノミークラス症候群にならなかっただけマシかとポジティブに捉えた。

 

 

この日のロンドンは台風かと思わんばかりの雨風に加え2℃という状況でとてもぴえん🥺

ホテルについて適当にtoo exspensiveなpizzaを食べて寝た。

 

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目の前の木々に邪魔されながらも欧州初日の出を拝めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ケビン・デ・ブライネという男

 

 

今回は、マンチェスターシティ関連で、題にあるこの男について。

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KDBこと、マンチェスターシティのキング、デ・ブライネ。

近年の活躍により現代フットボールにおける最高のMFと呼び声の高い彼。

昨シーズンこそ、怪我に泣いたが、一昨シーズンのシティの勝ち点100という偉業は彼のアシストなしでは成し得なかった。

今シーズンも第4節時点で5アシスト。アシストランキングトップの数字である。

先日の代表戦では、ベルギー代表として1ゴール3アシストの活躍。

彼の勢いは止まることを知らない。

 

デ・ブライネの特徴と言えば、左右両足から高精度のボール。

パス精度もさることながら、シュートも精度・威力ともに非常に高いレベルで併せ持つ。

 

シティでは、右インサイドハーフを主戦場としており、右WGを務めるベルナルド・シウバやリヤド・マフレズ

とともに右サイドを攻略する。又、精度の高いロングパス、高い推進力でカウンターの起点にもなる。(2018w杯の日本戦の決勝点のように)

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シティの得点パターンの1つで、上記なようなものがある。

ハーフレーンの相手DF間で、デ・ブライネがボールを受けワイドに開いていたWGもしくはSBが大外から相手SBの裏を取り、そこにタイミングよくパスを供給、受け手のグラウンダーのクロスで得点する。

デ・ブライネがそこのポジションを取った瞬間に、相手SBからすると1対2もしくは1対3の数的不利な状態を作り出せることによるプレーである。もし、相手SBがワイドのケアに行ったならば、デ・ブライネはフリーな状態でゴールを目指せる。その1つの形としてもう一つの得点パターンをあげる。

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それはデ・ブライネの最大の武器である、相手GKとDF感に高速で送られる高精度パスによる得点。

上記の図は、第2節のトッテナム戦での得点シーンを簡易化したものである。

この得点シーンでは、ウォーカーからの縦パスをデ・ブライネがDF間で受け、サイドを走るBシウバに一度預け相手がBシウバをケアしようとしたところで、リターンパスを受け、デ・ブライネ得意のクロスにスターリングが合わせた。

もちろん、最後のクロスも素晴らしいが、それだけではなく、

ここでも、デ・ブライネの縦パスを受ける位置が素晴らしく、SB相手に2対1の数的優位を作り出していた。

又、Bシウバに預けた際、一度裏を狙う素振りを見せることによりDFラインを下げさせ、再度ボールを受けた時用のスペースを作り出す賢さも見逃せない。

 

このように、デ・ブライネは、そのキック精度の高さはもちろんのこと、それを最大限に活かすための動きを厭わない。相手の嫌がる位置をとり、数的優位を簡単に作り出す。

そこにデ・ブライネがワールドクラスたる所以を感じる。

相手の守備網に歪みをうませ、最大限の質を創造するデ・ブライネは、今後も相手守備陣を破壊しつづけるだろう。

 

そして最後に、デ・ブライネをインサイドハーフで起用し、ポジショナルプレーを落とし込み、ここまでのプレーヤーに進化させたグアルディオラには感服である。

 

 

おわおわり。(素人による感想なので参考までに。。。